リコピン

リコピンとは?

リコピンとは、トマトやピンクグレープフルーツに多く含まれる赤色の色素をいいます。リコピンは抗酸化作用により、ガンを含む生活習慣病を予防すると考えられています。悪玉コレステロールの酸化抑制、肺ガン、乳ガン、前立腺ガンの細胞増殖抑制などの作用が基礎研究で示されています。トマト料理が多いイタリアに住むイタリア人には、前立腺ガンが少ないといわれています。

リコピンの成分

リコピンリコピンは果物や野菜に含まれるファイトケミカル(植物化学物質)でカロチノイドの一種です。体内で発生する活性酸素の働き低下させる抗酸化作用が強く、そのパワーはβカロチンの倍、ビタミンEの100倍以上あるといわれています。

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リコピンの効能

リコピンは前立腺ガンや虚血性心疾患の予防と治療に効果があり、肺ガンや運動誘発性喘息の予防にも効果があるといわれています。ガン以外では、冠動性脈心疾患や動脈硬化などの生活習慣病の予防などへの効果が期待されています。

リコピンのとり方

リコピンは柿やスイカなどにも含まれていますが、一番多く含むのは完熟トマトです。ですから一般的な生活で摂取するためには、トマトやトマト加工品から摂取するとよいでしょう。リコピンは熱に強く壊れにくいので、生のトマトよりは加熱調理されたもののほうが吸収率は高く、リコピン自体が脂溶性なため、食事と一緒に摂ったほうがより効果的です。生活習慣病などの予防目的で摂取するためには、短期間では効果が見えないので継続して摂取しましょう。

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