フコイダン
フコイダンとは?
フコイダンは、もずくや昆布、わかめなどの海藻についているヌルヌルしたヌメリの植物繊維成分をいいます。このフコイダンは潮の流れから身を守るのと海中のプランクトンなどに食べられないように海藻に備わっているといわれています。フコイダンはガン細胞のアポトーシス(細胞の自滅プログラム)スイッチを押してガン細胞を自滅させたり、直接ガン細胞を攻撃して破壊したりします。
フコイダンの成分
フコイダンはフコースという多糖類が主成分ですが、ヌルヌル成分は硫酸基から作られています。わかめのメカブ部分にフコイダンが多く含まれており、サプリメントの原料に用いられています。
スポンサードリンクフコイダンの効能
フコイダンは多糖体の集合で人間の胃の粘膜となじみやすい特徴をもっており、胃の表面に浸透して粘膜を保護したり、胃潰瘍や慢性胃炎などによる粘膜の炎症を修復する働きをもっています。胃ガンや胃潰瘍の危険因子であるピロリ菌は、強力な除菌をしないと胃の中に一生棲み付く恐れがある病原菌ですが、フコイダンはこのピロリ菌を吸着して、大腸や小腸に押し流して除菌する働きをもっています。
フコイダンのとり方
フコイダンは、もずくに多く含まれており、もずく酢などで食べるのをおすすめします。またひじきやわかめにも含まれているので、ひじきの煮物やわかめの味噌汁で取ることができます。ただ、同じ海草でも焼きのりやてんぐさには含まれていません。サプリメントはモズク、昆布などから抽出した錠剤が販売されています。
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