プルーン
プルーンとは？
プルーンはバラ科の西洋スモモの一種で原産はカスピ海沿岸の西アジアです。実の外皮は紫色、果肉は琥珀色をしています。スモモは英語でプラムと言いますが、プラムの中で発酵せずに乾燥できる種類をプルーンと呼びます。ヨーロッパでは、ミラクルフルーツ、ワンダーフルーツと呼ばれ広く用いられてきました。現在はアメリカのカルフォルニアが世界最大の生産地となっています。
プルーンの成分
プルーンに含まれるブドウ糖と果糖はすぐに腸管から吸収され、人間のエネルギーとして活用されます。また貧血を予防する鉄分がバナナの13倍も含まれており、動物実験でも貧血改善の働きが確認されています。またプルーンには植物繊維のペクチンが多く含まれており、整腸作用や緩下作用、便秘改善に効果があります。妊婦にプルーンを飲ませて、便秘や貧血予防に役立てている病院もあります。また疲れ目や皮膚の乾燥に効果があるビタミンAもプルーンには多く含まれており、うるおいある肌やしっとりした髪を保つ働きが期待されます。強力な抗酸化作用をもつビタミンCや細胞の老化を防止するビタミンE、新陳代謝に有効なビタミンBも含まれています。プルーンにもブルーベリーエキスと同様にポリフェノール類が多く含まれています。
プルーンの効能
悪玉コレステロールの酸化を阻止して、血栓ができにくくしたり、毛細血管を保護する働きが期待できます。朝食と一緒にプルーンを飲用する食習慣は、適度な便通をうながす事にとても有効です。
プルーンのとり方
プルーンは生のままでも美味しく食べられますが、乾燥させたほうがプルーンに含まれる各種の有効成分を効率よく摂取できます。乾燥させたものから抽出して成分を濃縮にしたプルーンエキスもサプリメントとして、広く販売されています。エキスのほうが貧血や便秘などに効果が高いとされています。
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