ウコン

ウコンとは?

ウコンはショウガ科の多年草で50ほどの種類があります。春ウコン、秋ウコン、紫ウコンが有名で、昔から胃を丈夫にする生薬として飲用されてきています。その中でも黄色色素であるクルクミンなどのクルクミノイド類が多く含まれているのが秋ウコンで、香辛料としてカレーなどに使用されています。インド料理には広く使われている「ターメリック」としても有名です。また布を黄色に染める染料としても用いられています。日本では主に沖縄県で生産されています。春ウコンはキョウオウ、紫ウコンはガジュツとも呼ばれます。

ウコンの成分

主な成分はデンプン、カリウム、ビタミンC、カロティンなどで、その他にクルクミノイド類が含まれています。クルクミンは秋ウコンと春ウコンに、精油成分は紫ウコンに多く含まれています。

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ウコンの効能

ウコンは漢方薬としても知られ、食欲回復や肝臓機能の働きを高めます。沖縄では「万病の薬」とも呼ばれ、「お酒を飲む前にウコンを摂取すると悪酔いや二日酔いに効く」とされています。期待される効能としては、肝臓保護作用、肝機能改善作用、健胃作用、抗酸化作用、抗炎症作用、抗ガン作用があげられ、リウマチ性関節炎の症状も緩和します。ウコンの中の黄色色素であるクルクミンなどのクルクミノイド類には抗ガン作用があり、皮膚ガン、大腸ガン、肺ガン、前立腺ガンなどに対する抑制効果があると言われています。また動脈硬化、脳卒中、心臓病の予防への効果も期待されています。ウコンの精油成分には殺菌力があり、病原性大腸菌にも有効です。

ウコンのとり方

サプリメントは粉末や粒、ティーバック、エキスが入っているドリンクなどが販売されています。乾燥品のほうがクルクミンの含有率が高いといわれていますが、生ウコンをすりおろして、そのまま飲用しても効果があります。苦味が強いのですが、発酵させると苦味が和らぎ、抗酸化作用が高まります。短期間では効果があらわれないので、継続しての飲用をおすすめします。

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