セントジョーンズワート

セントジョーンズワートとは?

セントジョーンズワート(聖ヨハネの草)は、オトギリソウ科の多年草です。開花時期が聖ヨハネの誕生日の頃で、黄色の花びらをこすると赤い液体が出てきたことから、洗礼者ヨハネの血から芽生えた草といわれ、魔よけとして用いられていました。原産地であるヨーロッパでは「悪魔を追い払うハーブ」として、切り傷の治療としての外用薬、うつ状態を緩和する内服薬として使用されています。和名を「セイヨウオトギリソウ」といいます。

セントジョーンズワートの成分

セントジョーンズワートにはさまざまな薬効成分が含まれており、ヒペシリンは脳内物質への働きや肝臓の保護をしたりし、ヒペリフォリンはうつ状態の改善にかかわっていることが調べられています。ほかにはフラボノイド類やタンニン類、アミノ酸類なども含まれていいます。またウィルス感染を防ぐ効果からエイズ、ウィルス性肝炎、ガン、関節炎、潰瘍などの治療にも効果があるのではと期待されています。

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セントジョーンズワートの効能

セントジョーンズワートの期待される効能としては、うつ病の改善、不安障害や脅迫神経症、季節性情動障害などの改善作用、更年期症状、月経前症候群の改善作用などがあります。筋肉を和らげる作用があるので生理痛を緩和します。また西洋では胃潰瘍などの消化器系疾患の治療薬にも使用されています。さらには消毒作用や鎮痛作用もあるので、切り傷、火傷、リウマチなどにも効果が期待されます。

セントジョーンズワートのとり方

セントジョーンズワートは高さ30〜90cmになる多年草で、地上に生えている部分を使ってエキスを抽出しています。サプリメントは錠剤や液状のものが販売されています。即効性は期待できないため、少なくとも2〜3週間の継続した摂取をおすすめします。

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