スピルリナ
スピルリナとは?
スピルリナは、アフリカや中南米の亜熱帯、アラビア半島などに生息する藍藻類の一種です。16世紀のアステカ(メキシコ)ではすでに食用していたといわれている古い歴史がある食品です。名前の由来は、藻体が螺旋(らせん)状なことから、ラテン語の「らせん」の意味のスピルリナからきています。一般的に藻は淡水にしか生息しませんが、スピルリナは塩の湖である「死海」などでも繁殖するという強固な生命力があります。
スピルリナの成分
スピルリナの栄養素の含有量はタンパク質が全体の60〜70%を占めており、ビタミンA(βカロチン)、ビタミンB、鉄分、クロロフィル(葉緑素)などが豊富に含まれており、偏食が多い現代人にはぴったりの食品です。鉄分は人の体内に吸収・利用されやすく、クロロフィルは抗酸化作用があり、生活習慣病の予防効果が期待できます。スピルリナ特有の成分としては、フィコシアニンという青色の色素成分で、抗酸化作用があり、コレステロール値の低下に効果があります。スピルリナは人体の機能を維持するために必要なアミノ酸の全種類(9種類)を含んでいます。
スポンサードリンクスピルリナの効能
スピルリナの期待できる効能としては栄養素の補給のほか、抗腫瘍効果、抗酸化作用などがあげられます。また糖尿病、高脂血症、高血圧などの改善も期待され、免疫賦活作用の効果もあげれらます。口腔白板症の治療に効果的であるという研究もあります。比較的安全性が高く、さまざまな病態の予防・改善に利用されています。
スピルリナのとり方
スピルリナのサプリメントは粉末や錠剤、顆粒、エキス剤に加工されて販売されています。短期間では効果があまり期待できないので、継続した摂取をおすすめします。
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