グァバ
グァバとは?
グァバはフトモモ科に属する常緑樹で、原産は東南アジアや熱帯アメリカです。日本ではバンジロウ、中国では蕃石榴と呼ばれています。九州南部で温室栽培が盛んに行われており、洋ナシ形の果実をそのまま食べたり、ジュースやジャムにしたりします。乾燥させた葉は「グァバ茶」として糖尿病の予防やダイエット効果があります。
グァバの成分
葉に含まれるグァバ葉ポリフェノールは、血糖値を下げる働きがあり、インスリンのような即効性はないものの動物実験で血糖値が下がる作用が確認されています。グァバの葉にはポリフェノール以外にも葉緑素、葉酸、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、植物繊維(多糖類)が含まれています。とくに豊富なビタミンCは抗酸化作用に優れ、心筋梗塞や脳梗塞の因子になる動脈硬化や、紫外線によるメラニン色素の生成を抑えて皮膚の老化防止にもなります。
スポンサードリンクグァバの効能
グァバ葉ポリフェノールには、糖質を分解してブドウ糖に変換する酵素の活性を阻害する働きがあり、ブドウ糖の腸からの吸収を遅らせ、血液中のブドウ糖含有量(血糖値)の上昇を抑えることができます。また小腸からのブドウ糖吸収量も減少し、インスリンの過剰分泌が抑えられ、余分に取り込まれたブドウ糖の体内脂肪への変換も少なくなり、ダイエット効果も期待されます。またグァバ葉ポリフェノールを飲み続けることで、糖尿病になりにくい体質を作ることが期待できます。
グァバのとり方
グァバの果実はそのまま食べたり、ジュースにして取ることができ、葉はお茶として飲用します。血糖値を抑えるためには食中、食後の飲用が効果的です。
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