ドクダミ

ドクダミとは?

ドクダミは東アジア一帯の湿地に自生する多年草です。生のドクダミは特有の臭みがあり、周りから吸収した毒を溜めているいるようなのでドクダミ(毒溜、毒矯)の名がついたといわれます。

ドクダミの成分

ドクダミ生葉の臭いを発する精油の主成分は、デカノイルアセトアルデヒドという物質で、ブドウ球菌や糸状菌に対して強力な抗菌・殺菌作用を発します。院内感染などで問題になる黄色ブドウ球菌は白血球の働きを弱め、抵抗力を失わせるので、免疫力の弱い子供や高齢者に食中毒を起こします。糸状菌は皮膚や毛髪に感染する真菌の一種で、水虫などを引き起こします。これらの菌を撃退するデカノイルアセトアルデヒドという成分は、ドクダミの新鮮な生葉に含まれています。乾燥ドクダミには、フラボノイド成分であるクエルセチン、ビタミンPのルチンが含まれていて、葉の部分にはクエルチトリン、花穂の部分にはイソクエルチトリンが多く含まれています。またカリウムの含有量も多く、体内のナトリウム(塩分)を排出して、血圧を安定させたり、神経細胞や筋肉組織を活性化させる働きがあります。便秘改善、消炎、血管拡張、強化、血小板凝集抑制、老廃物排出促進に期待されます。またいろんな種類のフラボノイド成分が含まれていて、その中でもクエルセチンには血管を拡張させて血圧を正常な値にコントロールする作用や利尿作用、白内障予防、糖尿病予防があります。ビタミンP(ルチン)は、毛細血管の透過性をよくして、管壁を丈夫にしたり、毛細血管の収縮や血圧降下にすぐれた働きをします。

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ドクダミの効能

ドクダミは昔から、よく洗った生葉をよくもみ、葉汁を直接患部に塗ることでおできや痔などの症状が緩和されるとした民間療法が行われてきました。ドクダミの花がついたまま全部を水洗いし、水をいれたコップに差して冷蔵庫に入れておくと、脱臭剤になります。

ドクダミのとり方

ドクダミは煎じて服用したり、お茶として飲んだりします。サプリメントは錠剤のものが販売されています。

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